MorselFlow

世界の食費を示す指標

健康的な食事を負担できない人は26.9億人。SOFI 2026の数字をどう読むか。

国連5機関は、2025年に世界人口の32.7%が、各国の食事指針を満たす最も安価な食品構成を所得から負担できなかったと推計しました。

FAO、IFAD、UNICEF、WFP、WHOが共同で公表した『世界の食料安全保障と栄養の現状2026』は、健康的な食事の最低コストと、それを所得から負担できるかを国際的に推計しています。

2025年、世界の約26.9億人が、健康的な食事の最低コストを負担できませんでした。

SOFI 2026の国際比較指標。価格は購買力平価で調整され、各国の家計簿上の通貨額とは異なります。出典:UN Nutrition, SOFI 2026 key figures

負担できない人の推計は2021年の29.7億人から2025年の26.9億人へ減りました。

世界人口に占める割合も37.4%から32.7%へ下がりました。一方、健康的な食事の世界平均最低コストは、2017年の2.94から2025年の4.28購買力平価ドル/人/日へ上昇しました。

地域差も大きく、アフリカでは2025年に人口の66.6%が負担できなかったと推計されています。世界平均だけでは、地域ごとの所得と価格の差は分かりません。

4.28購買力平価ドルは、日本で一日に4.28米ドルを使うという意味ではありません。

購買力平価は、国ごとの物価差を調整して比較するための単位です。「健康的な食事の最低コスト」は、各国の食品ベース食事指針を満たす最も安価な食品構成から推計されます。好み、調理設備、移動時間、食品廃棄までを含む実際の家計簿ではありません。

WHOによるSOFI 2026公式掲載ページ

世界平均を円換算せず、一週間の食費・買える店・調理時間を一緒に記録すると、自分の制約が見えます。

記録は、食べ方を責めるためではなく、生活の現実を見るために。

MorselFlowは、買った食事や簡単に済ませた食事を失敗と判定しません。写真に残し、どんな選択が続いたかを見返せます。

価格、時間、手に入るものの中で選んだ食事も、その人の食事の流れです。

本記事は国際統計を一般向けに紹介するもので、個人の食費や栄養状態を判定するものではありません。購買力平価による世界指標は、日本の家計金額へ直接換算できません。