MorselFlow

食べ慣れるまでの話

嫌いな野菜は、何回目なら慣れる?

最初は嫌がっても、ずっと苦手なままとは限りません。ただし、「10回出せば必ず好きになる」というほど単純でもありません。

同じ野菜を繰り返し味わう方法や、好まれる味・ごほうびと組み合わせる方法を、人を対象とした比較研究から整理した系統的レビューとメタ分析があります。

同じ野菜を繰り返し味わうと、食べる量が増える傾向がありました。

繰り返しの味覚曝露と条件づけによって、野菜の好み・受容・摂取量を増やす人対象研究の系統的レビューとメタ分析。出典:American Journal of Clinical Nutrition(2018)

繰り返すことと、無理に食べさせることは違います。

少量を目にする、触る、味わう経験を重ねることが中心です。食べ切るまで席を立てない、嫌がっても量を増やす、といった圧力を支持する研究ではありません。

「今日は口にしなかった」も、その食品が食卓にあった一回として見られます。

研究の多くは、乳幼児や子どもが対象です。

レビューには成人研究も含まれますが、反復曝露の研究は子どもを対象としたものが多く、年齢や元の好き嫌いによって効果が変わります。すべての人が同じ回数で好きになるわけではありません。

目標は「好きにさせる」より、拒否した一度を永久のラベルにしないことです。

一度食べなかっただけで、「ずっと嫌い」と決めなくていい。

写真を並べると、「食べたか」だけでなく「食卓に現れたか」が残ります。

MorselFlowは好き嫌いを直すアプリではありません。数週間の写真を見返すことで、同じ野菜がどんな料理で登場したかを思い出せます。

完食した日だけでなく、少し近づいた日も食事の流れに含まれます。

本記事は研究を一般向けに紹介するもので、育児・治療・個別の栄養指導ではありません。強い偏食や食事に伴う苦痛、成長への懸念がある場合は、医療・栄養の専門家へ相談してください。