運動は30〜120分、強度は最大酸素摂取量の36〜81%で、食事は運動後0〜2時間に提供されました。研究者は「実際に食べたエネルギー」と、そこから運動中に使ったエネルギーを差し引く「相対摂取量」を分けて統合しました。
短時間のエネルギー収支
運動後に食べた量はほぼ変わらず、運動で使った分を差し引くと平均約392kcalの不足が残りました。
実際の摂取量約 +48 kcal運動条件 − 休息条件
→運動消費を差し引く約 −392 kcal短時間の相対摂取量
空腹感と食べた量は同じではない
運動後に空腹を感じても、短時間で運動消費をすべて食べ戻すとは限りません。
51試験では、実際の摂取量に対する運動の平均効果は小さく、統計的に明確ではありませんでした。食欲の感覚が強くなった日も、「運動したから全部帳消しになった」と計算する必要はありません。
長期の変化は別の問い
このメタ分析からは、数週間後の食事量や体重変化は分かりません。
各試験が追った時間は2〜14時間で、参加者数の中央値は11人でした。運動の種類、強度、参加者の活動習慣によって反応は異なります。約392kcalという平均は、運動ごとの「食べてよい量」や減量予測には使えません。
自分で確かめるなら
運動した日の食事を三日分並べ、量だけでなく、食べた時刻と空腹感が毎回同じ方向へ動くかを見ます。
MorselFlowでできること
「運動したから食べすぎた」という印象を、実際の食事写真と比べられます。
MorselFlowは運動量を測りません。それでも、運動した日の食事時刻や内容を後から並べれば、空腹の印象と実際の食事が一致していたかを振り返れます。
消費と摂取を一食ごとに相殺せず、数日の生活の流れを見るための記録です。
本記事は研究を一般向けに紹介するもので、診断・治療・運動処方・個別の栄養指導ではありません。運動や食事は体調と目的に合わせ、必要に応じて専門家へ相談してください。