系統的レビューの著者らは、食べ物や感覚的な特徴の種類を変え、参加者が食べた重量またはエネルギー量を測定した37研究を調べました。著者らは、そのうち30研究・39比較をメタ分析に含めました。
種類が少ない条件と多い条件を比較
種類が多い条件では、参加者が食べた重量またはエネルギー量が増えました。
効果量 g = 0.405小〜中程度の効果37研究
別の味で食欲が戻る仕組み
同じ食品の魅力が下がっても、新しい味や食感への食欲は残ることがあります。
同じ食品を食べ続けると、その食品の味や香りの魅力が相対的に下がります。研究者は、この変化を「感覚特異的満腹」と呼びます。別の味や食感が加わると、参加者は新しい食品をさらに食べることがあります。
この仕組みは、一般にいう「デザートは別腹」をそのまま証明するものではありません。レビューが測ったのは、条件間の摂取重量またはエネルギー量の差です。
種類の中身で判断が変わる
種類を減らす前に、どの食品の種類が増えているかを確認する。
レビューには研究方法の偏りがあり、研究結果にも大きなばらつきがありました。さらに、種類の多さは摂取量を増やす一方で、野菜や果物の選択肢を広げる場合もあります。
菓子の味が10種類ある食卓と、野菜の副菜が数種類ある食卓では、読者が取るべき対応は異なります。食べ過ぎが気になるなら、まず菓子やデザートの味の数だけを一週間減らし、満足感と食べた量がどう変わるかを比べてください。
一週間の観察方法
品数ではなく、「主菜・副菜の種類」と「菓子・デザートの種類」を分けて記録する。
種類が多かった日に食べる量が増えたのか、どの種類が満足感につながったのかを見分けやすくなります。
MorselFlowで振り返る
一枚の写真から、どの種類の料理が食卓に並んだかを確認できます。
MorselFlowは写真から主食、主菜、副菜、デザートなどの料理候補を提案します。利用者は候補と量を確認し、誤りを修正できます。
一週間の写真を見返すと、品数だけでなく、どの食品群の種類が増えたかを比べられます。
本記事は研究を一般向けに紹介するもので、個別の栄養指導ではありません。多様性の効果は食品、対象者、実験条件で異なり、種類の多さを一律に良い・悪いと判定できません。