3つの学会・会議で行われたランダム化フィールド実験では、参加登録時の昼食を「肉料理が標準」から「ベジタリアン料理が標準」に変えました。選択の自由は残したまま、ベジタリアン食の選択率は3実験すべてで大きく変化しました。
The default effect
標準の選択肢を変えると、選ばれるものも変わった。
Why defaults work
何も選ばないことも、実は一つの選択です。
標準設定は、推奨されているもの、普通のもの、手間の少ないものとして受け取られやすくなります。変更できる状態でも、最初から選ばれているものには強い影響があります。
これは人が考えていないという話ではありません。小さな判断が多い日ほど、毎回すべてを比較するコストを省くのは自然なことです。
Do not overgeneralize
2%から87%は、どんな食堂でも再現する魔法ではありません。
実験は会議の事前登録という特定の場面で行われ、昼食は無料で、参加者層にも偏りがあります。価格、味、宗教、アレルギー、入手しやすさが違えば結果も変わります。
それでも「意志を強くする」以外に、選びやすい環境を作るという選択肢があることを、鮮明に示しています。
What to keep
毎回頑張るより、よく選ぶものを最初から近くに置く。
How MorselFlow fits
MorselFlowの初期設定は、「まず写真」にしています。
食事記録でも、最初から栄養素を全部入力する設計は大きな負担です。MorselFlowは写真から候補を出し、必要なところだけ確認・修正する流れにしています。
意志を試すのではなく、始めやすい初期設定を作る。食事選びにも記録にも使える考え方です。
本記事は研究・統計を一般向けに紹介するもので、個人の診断・治療・栄養指導を目的としません。研究結果は対象者と条件に依存し、すべての人に同じ結果を保証するものではありません。