実験は2016年秋の平日46日間、スタンフォード大学の食堂で行われました。研究者は毎日一つの野菜料理へ4種類の名前のどれかを無作為に割り当て、調理法や提供方法は変えませんでした。
研究者が測った2つの指標
味を強調した名前では、基本名より選んだ人が25%多く、提供容器から取られた野菜の重量が23%多くなりました。
基本的な名前にんじん
健康を強調抗酸化にんじん
制限を強調無糖の軽いにんじん
味や調理法を強調香ばしい柑橘グレーズのにんじん
+25%野菜を選んだ人数+23%提供容器から取られた総重量
研究から言えること
同じ野菜でも、名前の付け方が選んだ人数と取られた重量に関係しました。
研究者は味や調理法を強調した名前と基本名の差を確認しました。一方、健康を強調した名前同士や基本名との間には、統計的に明確な差がありませんでした。
研究からは言えないこと
23%は「実際に食べた量」の増加ではありません。
研究者が量ったのは、食堂利用者が提供容器から取った野菜の総重量です。個人ごとの摂取量、残食、満足度、味の感じ方は測っていません。一つの大学食堂の結果を、家庭や別の文化へそのまま当てはめることもできません。
家庭で試すなら
同じ料理を「健康的」と説明する日と、香り・食感・調理法で説明する日を作り、手に取るかどうかだけを比べます。
MorselFlowでできること
食事を、栄養値だけの名前にしない。
MorselFlowは栄養の傾向を見せますが、写真には焼き色、盛り付け、その日の食卓も残ります。
「炭水化物が多かった日」だけでなく、「温かいカレーを食べた夜」として振り返る。その両方が食事の記録です。
本記事は研究を一般向けに紹介するもので、個別の栄養指導ではありません。選択・提供量と実際の摂取量は同じではなく、研究環境以外で同じ結果を保証するものではありません。