MorselFlow

出された量と食べた量

大盛りを出されると、食べる量はどれくらい増える?

58件・6,603人の研究をまとめたCochraneレビューでは、大きなポーション、パッケージ、食器を提示された人は、小さいものを提示された人より多く食べました。ただし、一度の大盛りで摂取量が必ず一定割合増えるという結果ではありません。

研究者は、食品の一人前、パッケージ、1個あたりの大きさ、食器の大きさを変えたランダム化試験を集め、参加者が選んだ量または実際に口にした量を比較しました。食品の摂取量を扱った58件・86比較では、大きいサイズを提示された参加者ほど多く食べました。

大きいサイズを提示された参加者は、小さいサイズを提示された参加者より多く食べました。

8.5–13.5%

レビューで観察した差が食生活全体で続くと仮定した、英国の子どもと成人の1日平均エネルギー摂取量の推定減少幅(144〜228 kcal)

食品の摂取量を扱った58件・86比較、参加者6,603人の統合結果です。食品摂取量の標準化平均差は0.38(95%信頼区間0.29〜0.46)でした。図の皿は概念図で、8.5〜13.5%は食生活全体へ効果が続くと仮定したモデル推計です。 出典:Cochraneレビュー「Portion, package or tableware size for changing selection and consumption」

参加者が食べた量には、空腹だけでなく提示されたサイズも関係していました。

レビューは、サイズを変えた条件間で参加者の平均摂取量を比較しています。研究結果は、参加者が意識して大盛りを選んだ場合だけでなく、研究者や提供者があらかじめ量を変えた場合も含みます。

したがって、この結果から読み取れるのは「大盛りを選ぶ人は意志が弱い」ということではありません。食べる人の前にどの量を置くかという環境が、摂取量に関わる可能性です。

8.5〜13.5%は、一度の食事で個人の摂取量が増える割合ではありません。

研究者は、レビューで観察した効果が食生活全体で続くと仮定し、英国の子どもと成人の平均的な1日摂取量が144〜228 kcal、率にして8.5〜13.5%減る可能性をモデルで推計しました。

レビューに含まれた研究の多くは米国で行われ、観察期間も短いものが中心でした。家庭で小さめに盛れば同じ差が長期間続く、と証明した研究ではありません。

同じ料理を最初は少なめに盛り、おかわりを用意した日と、最初から大盛りにした日を比べる。

MorselFlowが写真から推定した量は、利用者が保存前に修正できます。

器の大きさや撮影角度で料理の見え方は変わるため、写真だけでは量を正確に測れません。MorselFlowは、少なめ・普通・多めなどの候補を確認画面に表示します。

利用者は提案と実際の食事を見比べ、違う場合だけ量を直せます。アプリの推定値は計測結果ではありません。

本記事の数値は集団向けの公的基準または研究結果です。個人の診断・治療・栄養指導を目的とするものではありません。料理候補、量、栄養値は推定であり、実際と異なる場合があります。