研究者は、食品の一人前、パッケージ、1個あたりの大きさ、食器の大きさを変えたランダム化試験を集め、参加者が選んだ量または実際に口にした量を比較しました。食品の摂取量を扱った58件・86比較では、大きいサイズを提示された参加者ほど多く食べました。
58件の研究が測った食品の摂取量
大きいサイズを提示された参加者は、小さいサイズを提示された参加者より多く食べました。
レビューで観察した差が食生活全体で続くと仮定した、英国の子どもと成人の1日平均エネルギー摂取量の推定減少幅(144〜228 kcal)
研究結果から分かる範囲
参加者が食べた量には、空腹だけでなく提示されたサイズも関係していました。
レビューは、サイズを変えた条件間で参加者の平均摂取量を比較しています。研究結果は、参加者が意識して大盛りを選んだ場合だけでなく、研究者や提供者があらかじめ量を変えた場合も含みます。
したがって、この結果から読み取れるのは「大盛りを選ぶ人は意志が弱い」ということではありません。食べる人の前にどの量を置くかという環境が、摂取量に関わる可能性です。
8.5〜13.5%という推計の限界
8.5〜13.5%は、一度の食事で個人の摂取量が増える割合ではありません。
研究者は、レビューで観察した効果が食生活全体で続くと仮定し、英国の子どもと成人の平均的な1日摂取量が144〜228 kcal、率にして8.5〜13.5%減る可能性をモデルで推計しました。
レビューに含まれた研究の多くは米国で行われ、観察期間も短いものが中心でした。家庭で小さめに盛れば同じ差が長期間続く、と証明した研究ではありません。
家庭で試すなら一度だけ比べる
同じ料理を最初は少なめに盛り、おかわりを用意した日と、最初から大盛りにした日を比べる。
MorselFlowで確認できること
MorselFlowが写真から推定した量は、利用者が保存前に修正できます。
器の大きさや撮影角度で料理の見え方は変わるため、写真だけでは量を正確に測れません。MorselFlowは、少なめ・普通・多めなどの候補を確認画面に表示します。
利用者は提案と実際の食事を見比べ、違う場合だけ量を直せます。アプリの推定値は計測結果ではありません。
本記事の数値は集団向けの公的基準または研究結果です。個人の診断・治療・栄養指導を目的とするものではありません。料理候補、量、栄養値は推定であり、実際と異なる場合があります。