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睡眠延長試験を正しく読む

睡眠を延ばすと、摂取エネルギーは変わる?

過体重で普段の睡眠が6.5時間未満だった21〜40歳の成人80人を、睡眠を延ばす助言を受ける群と普段どおり眠る群へ無作為に分けた試験があります。

研究者は、睡眠延長群に就床時間を8.5時間へ延ばすための個別助言を行い、対照群には普段の睡眠を続けてもらいました。両群は自宅で普段の生活を続け、食事や運動の指示は受けませんでした。

睡眠延長群の睡眠時間は対照群より約1.2時間長く、摂取エネルギーの変化は対照群より1日270kcal少なくなりました。

21〜40歳、BMI 25.0〜29.9、普段の睡眠が6.5時間未満の成人80人を対象とした2週間のランダム化比較試験。摂取エネルギーの群間差は−270kcal/日(95%信頼区間 −393〜−147)でした。出典:JAMA Internal Medicine(2022)

270kcalは各参加者が必ず減らした量ではなく、2群の「開始前からの変化」の差です。

睡眠延長群では開始前より155.5kcal/日減り、対照群では114.9kcal/日増えました。その差が270.4kcal/日です。研究者は、二重標識水法で測った総エネルギー消費量と体内エネルギー蓄積量の変化から摂取エネルギーを推定しました。

この試験は、短時間睡眠ではない人や長期の減量効果を検証していません。

対象は米国の単一施設で募集した、過体重で普段から短時間睡眠の21〜40歳でした。介入期間は2週間です。研究結果から、すべての人が睡眠を延ばせば毎日270kcal減るとは言えません。

一週間、睡眠時間と間食の時刻を並べ、短く眠った日に同じ傾向が繰り返すかを見ます。

食事写真を並べると、寝不足だった日の食べ方も思い出しやすくなります。

MorselFlowは睡眠を測定しません。ただ、時系列の食事写真があれば、「この日は遅くまで起きていた」「午後に間食が増えた」と、その日の状況を重ねて振り返れます。

一度の食事を採点するより、数日の流れの中で気づくための記録です。

本記事は研究を一般向けに紹介するもので、診断・治療・個別の栄養指導ではありません。結果は研究対象と条件に依存し、同じ結果を保証するものではありません。