研究者は、睡眠延長群に就床時間を8.5時間へ延ばすための個別助言を行い、対照群には普段の睡眠を続けてもらいました。両群は自宅で普段の生活を続け、食事や運動の指示は受けませんでした。
2週間後の群間差
睡眠延長群の睡眠時間は対照群より約1.2時間長く、摂取エネルギーの変化は対照群より1日270kcal少なくなりました。
いつもの睡眠
睡眠延長+1.2 h
−270kcal / 日
対照群との差
対照群との差
270kcalの意味
270kcalは各参加者が必ず減らした量ではなく、2群の「開始前からの変化」の差です。
睡眠延長群では開始前より155.5kcal/日減り、対照群では114.9kcal/日増えました。その差が270.4kcal/日です。研究者は、二重標識水法で測った総エネルギー消費量と体内エネルギー蓄積量の変化から摂取エネルギーを推定しました。
適用できる範囲
この試験は、短時間睡眠ではない人や長期の減量効果を検証していません。
対象は米国の単一施設で募集した、過体重で普段から短時間睡眠の21〜40歳でした。介入期間は2週間です。研究結果から、すべての人が睡眠を延ばせば毎日270kcal減るとは言えません。
自分で確かめるなら
一週間、睡眠時間と間食の時刻を並べ、短く眠った日に同じ傾向が繰り返すかを見ます。
MorselFlowでできること
食事写真を並べると、寝不足だった日の食べ方も思い出しやすくなります。
MorselFlowは睡眠を測定しません。ただ、時系列の食事写真があれば、「この日は遅くまで起きていた」「午後に間食が増えた」と、その日の状況を重ねて振り返れます。
一度の食事を採点するより、数日の流れの中で気づくための記録です。
本記事は研究を一般向けに紹介するもので、診断・治療・個別の栄養指導ではありません。結果は研究対象と条件に依存し、同じ結果を保証するものではありません。